レモングラスでしめ縄作り

レモングラスでしめ縄飾り作りました。

f:id:knknrk24:20211216163459j:image

f:id:knknrk24:20211216163512j:image

レモングラスは信州の畑で育てたもの。毎年寒い信州の冬を乗り切れずに枯れてしまうので、今年は早めに根元からカットして乾燥保存しておきました。

根は掘り上げて株分けし、東京で保管。東京でサバイバルできたら来年は苗を買わずに済むのだけれど。ドキドキしながら見守っています。

f:id:knknrk24:20211216163725j:image

f:id:knknrk24:20211216163730j:image

 

 

残液でハンカチを染める

草木工房で使った楊梅の染液を戴いてきた。

量はそんなにないのでハンカチを染めることに。

割り箸を使って色々なパターンを染める。

写真より色はかなり黄色い。

割り箸がちゃんと平面になっていないと線が滲んでしまって模様が綺麗に出ない。ちゃんとした割り箸を買ってこよう😅

f:id:knknrk24:20211215002418j:image

千歳茶(せんさいちゃ)

山崎先生の草木工房にて月一の重ね染め講座。

本日の重ね染めは楊梅と五倍子を重ねた千歳茶。

五倍子は柿生の工房にあるヌルデの木に育った自然の五倍子!

割ると中にはヌルデミミフシがギッシリ!冷凍してあるので生きていません(^^;

f:id:knknrk24:20211214213242j:image

これを木槌で細かく砕いて染液を作るのだが、布のわずか5%の量で良い仕事をしてくれます。

f:id:knknrk24:20211214232653j:image

 

先ず楊梅の染液で染めてからミョウバン媒染、そして鉄媒染をする。この時の色は海松色というのか、昆布のようななんとも不気味な色(残念ながら写真撮り忘れました)

f:id:knknrk24:20211214232847j:image

 

その後五倍子の染液で染めてから鉄媒染。

草木工房では媒染した後は必ず染液に戻し、染液で完了します。

f:id:knknrk24:20211214233501j:image

ほとんど色のない五倍子の染液ですが、最後にこれで染めて鉄媒染をし、綺麗な茶色に染まりました。

f:id:knknrk24:20211214233539j:image

f:id:knknrk24:20211214233935j:image

 

参考までに生の五倍子で染めた絹糸を見せていただいたが、光沢があって紫の色が本当に美しい。

f:id:knknrk24:20211214235544j:image

 

インド茜でランチョンマット

今日はクヌギとの重ね染めにインド茜を使ったので、残った茜の染液でランチョンマットとコースターも染める。

コースターはビー玉を使って絞り染め

ランチョンマットは洗濯バサミを使って。

f:id:knknrk24:20211212224909j:image


f:id:knknrk24:20211212224916j:image

インド茜の色はこんなにも鮮やか。でもこの赤が出るのは模様の中のほんの少しだけ。途中で洗濯バサミをずらして赤・白・グレーの可愛い模様を出す。鉄媒染をするので全体的にはグッと落ち着いた赤茶色に。
f:id:knknrk24:20211212224905j:image

友達呼んで、出来上がったランチョンマットとコースターでお茶したいところ。

f:id:knknrk24:20211212224913j:image

クヌギと茜の重ね染

先日煮出したクヌギの染液がダメにならないうちにと思っていたのだが、今日ようやく使うことができた。

 

クヌギで染めてからインド茜で色を重ねた。

f:id:knknrk24:20211212223632j:image

前回、先にインド茜で染めたものにクヌギを重ねたら茜の色が勝ってしまって渋さが出なかったので、やはりクヌギで先に染める。

なかなか良い色になったと思う。

 

f:id:knknrk24:20211212223857j:image

二枚同じ色に重ね染めして、そのうち一枚は鉄媒染にする。クヌギだけで染めた鉄媒染は普通のグレーなのだが、茜と重ね染めした鉄媒染は同じグレーでもなかなかニュアンスのある色になった。

これは座布団に仕立てて貰うのだが、落ち着いた座布団が二枚出来そう。

 

ついでに鉄媒染で絹の5本指靴下も

f:id:knknrk24:20211213080118j:image

植物観察 in 江ノ島

昨日は江ノ島にゆるゆる散歩

池村さんに案内していただきました。

 

江ノ島では普段あまり馴染みのない海辺の植物がたくさん見られて、場所が変わればその土地の気温や環境に合わせてこんなにも植物が変わるものかと実感でき、とても興味深かったです。

 

f:id:knknrk24:20211210135917j:image
f:id:knknrk24:20211210135855j:image

ハマヒサカキは花盛り。雌雄異株だが、丁度二つが並んでいる木があって比較しやすかったです。左がオスで花がビッシリ、右のメスは花が小さく、黒い実ができている。

 

f:id:knknrk24:20211210161034j:image

シャリンバイ。奄美大島大島紬の染料となる木です。この木を煮出して染めた後、泥染をするのだとか。黒い実が沢山ついていたので、この実でどんな色に染まるのかやってみたくて少し実を戴いてきました。
f:id:knknrk24:20211210161037j:image

 

シャリンバイと共に沢山見られたトベラ

よく似ているが、トベラの葉は少し反り返る。そし全縁。シャリンバイは全てではないけれど、鋸歯があることが多い。、
f:id:knknrk24:20211210135858j:image

トベラの実、初めて見ました。
f:id:knknrk24:20211210135920j:image

弾けるとこんなに赤い粘液質の種が。

f:id:knknrk24:20211210140817j:image


f:id:knknrk24:20211210135903j:image

アオツヅラフジ。リースに使いたいような黒い実。でも毒です。


f:id:knknrk24:20211210135915j:image

ハマヒルガオ。カキドオシやツボクサ、チドメグサにも似ています。でも少し厚みがあって艶がある。


f:id:knknrk24:20211210135847j:image

初めて見たクサスギカズラ。海岸生のアスパラガスの仲間。根は生薬の「天門冬」


f:id:knknrk24:20211210135912j:image

イソギク。寒い時期に咲く。これが野生の菊って知らなかった。普通にたくさん生えている。

 

f:id:knknrk24:20211210144935j:image

イヌビワ。秋にできる実はとてもおいしい。葉の形から幼木でもイヌビワと認識できるようになりました。

 

f:id:knknrk24:20211210161936j:image

ツボクサ。「若返りのハーブ」と言われアーユルヴェーダでも良く使われる植物。

カキドオシとの見分けが難しいが、カキドオシはシソ科なので茎が四角く葉が対生するのに対し、ツボクサはセリ科で茎は丸く葉は二枚より多くつく。少しお持ち帰りして育ててみることに。


f:id:knknrk24:20211210144911j:image

フウトウカズラ。本州に唯一分布するコショウ科の植物。残念ながら実はついていませんでしたが、初めて会うことができたので大満足。


f:id:knknrk24:20211210144932j:image

ヒヨドリジョウゴヒヨドリが好むと言われているが、毒があるので本当かどうか疑問。


f:id:knknrk24:20211210144914j:image

キケマン


f:id:knknrk24:20211210144925j:image

ヒメユズリハ。黒い実を付けている。


f:id:knknrk24:20211210144927j:image

ラセイタソウ。ゴワゴワの葉っぱ。日差しの強い海辺ので生きていくための自衛手段か。


f:id:knknrk24:20211210144917j:image

トウオオバコ。「唐」とは付くが日本原産。


f:id:knknrk24:20211210144908j:image
f:id:knknrk24:20211210144919j:image

f:id:knknrk24:20211210161618j:image

 

帰りがけに見た夕陽と富士山のコントラストの美しかったこと。美しい風景を見ながら、海辺の植物を堪能し、シャリンバイの実をゲットし、沢山歩いた楽しい一日でした。

池村さん、そしてご一緒してくださった方々に感謝です。