千歳茶(せんさいちゃ)

山崎先生の草木工房にて月一の重ね染め講座。

本日の重ね染めは楊梅と五倍子を重ねた千歳茶。

五倍子は柿生の工房にあるヌルデの木に育った自然の五倍子!

割ると中にはヌルデミミフシがギッシリ!冷凍してあるので生きていません(^^;

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これを木槌で細かく砕いて染液を作るのだが、布のわずか5%の量で良い仕事をしてくれます。

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先ず楊梅の染液で染めてからミョウバン媒染、そして鉄媒染をする。この時の色は海松色というのか、昆布のようななんとも不気味な色(残念ながら写真撮り忘れました)

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その後五倍子の染液で染めてから鉄媒染。

草木工房では媒染した後は必ず染液に戻し、染液で完了します。

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ほとんど色のない五倍子の染液ですが、最後にこれで染めて鉄媒染をし、綺麗な茶色に染まりました。

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参考までに生の五倍子で染めた絹糸を見せていただいたが、光沢があって紫の色が本当に美しい。

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