茜色を染め重ねる

山崎和樹先生の草木工房で重ね染めの講座

 

本日は茜染

茜で染めるのではなく、苅安と蘇芳を染め重ねて茜色を出すのだ。

山﨑先生によると、日本茜は染めるのに手間がかかり、良い色を出すのも難しかったため、江戸時代に入る頃にはその技術が廃れ、実際には蘇芳が使われていたのではないかとのこと。

 

苅安を煮出して染液を取る。

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蘇芳も煮出しておく

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最初に苅安を浸し染め→ミョウバン媒染→

浸し染め→水洗。

そのあと蘇芳に浸し染め→ミョウバン媒染→浸し染め→水洗して完成。

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美しい茜色に染まった。

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この茜染めに関しては先生のご著書「草木染 四季の自然を染める」にも載っている。

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植物を染め重ねて目的の色を出すのに、どれほどの試行錯誤が行われたのだろうかと、ため息が出る。