クヌギを拾う

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コナラ、クヌギスダジイマテバシイなどなど様々なドングリが落ちているこの頃。

「どんぐりコロコロどんぐりこ〜」

と歌われ、「どんぐりまなこ」と比喩されるドングリはクヌギ堅果ではないかと言われる。

どんぐりの中でも最も丸みを帯びたドングリで、椀形でモジャモジャ頭のような殻斗は愛嬌があって面白い。

 

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山崎青樹氏の「草木染染料植物図鑑」によると、クヌギの「堅果をつるばみと称して古くから染色に用いた」とある。

つるばみは以前にも和樹先生の草木工房で染めたことがあり、この時期ならではの染料植物なので是非もう一度染めてみたいと思い、近くの公園につるばみ採取にでかけた。

時期が少し遅かったのだろうか。モジャモジャの殻斗は落ちているのだが堅果が少ない。

手で少し地面の土を払うと出てきた。

クヌギの実は重いので、どんどん土の中に潜ってしまうようである。

採取したツルバミをカナヅチ等で細かく砕いてから煮出して染液を取る。

これは明日の仕事としよう。